Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2018年3月19日

MARTIN AUDIO O-LINEが新しい制御を手に入れる

Martin Audioの受賞経験もあるマイクロラインアレイシステムO-Line。Martin Audioの新しい iKONアンプとDISPLAYアレイ・オプティマイズソフトウェアによって、カバレージコントロール、これまでにない均一性を段階的な解像度で実現できるようになりました。

O-Lineは礼拝堂、駅舎、などなど、多様な建築アプリケーションに合致するよう設計された多用途なマイクロラインアレイとして長く名声を保ってきました。多くのアプリケーションでO-Lineアレイはたった1chのアンプチャンネルで駆動でき、シンプルなEQとリミッター設定だけが必要なだけでした。

しかし、このたびiKON iK81 8chパワーアンプと組み合わせることにより、新しいカバレージコントロール、これまでにない均一性を段階的な解像度で実現できる新しい地平に到達しています。これはiK81に搭載されたDSPを独立してコントロールし、各エンクロージャーを個別またはグループ駆動することによって成し遂げられます。
これによってO-Lineのポテンシャルがフルに発揮されることになりました。カバレージの均一さを整えるだけでなく、DISPLAY 2の「ハードアボイド」機能を使って部屋の反射の影響を減らす能力を増すことができるようになったのです。また電気的にカバレージを変更し、特別に難しいアコースティックの空間にも挑めるようになりました。

これは様々な建築設備に追加のメリットを与える結果となりました。よくあるように、多くの設備では設置位置の制限があり、物理的な向きと、DSPオプティマイズの双方がこのような挑戦に解決策をもたらします。同時に、設備側で会場になにか変更があった際に、吊りなおすといったことをするよりも、電気的なオプティマイズ制御のみでカバレージの変更をできるといったシナリオにも対応できます。

同様に会場が多目的ホールで、観客席のサイズや床の高さが変わるような設備だった場合、DISPLAY2とVU-NETを使って異なるプリセット変更によって、吊り替えなしにカバレージの変更を行うといったことも可能です。

多くのステアリングビームのコラム型スピーカーとは違い、O-Lineアレイは可聴範囲内の不要な垂直方向のサイドローブを発生しません。これは反射の多い環境では致命的で、サイドローブがアレイの上方や下方に反射エネルギーを増すことで、明瞭性に大きく影響を与えます。O-Lineのサイドローブを発生せずに高い高域成分を出力できる能力が、残響の多い会場でのフルレンジでのスピーチや音楽再生で最適なソリューションを提供します。
O-Lineアレイはニュートラルなライトグレーで仕上げられ、多くの建築意匠に溶け込みます。モジュール設計で4キャビネットが1セットとして販売されています。音響的にはとてもクリーンで音楽的、そしてそのサイズからは想像を絶するほど高い出力レベルを実現。16キャビネットあれば134db [peak]という高出力、そして40mの到達性能を持ちます。

代表のDom Harterがコメントします。 “O-Lineはとても会社に貢献してきました。その難しいアコースティック空間への対応能力もそうですが、MLAテクノロジーの発展の基礎となったわけですから。大人気の商品です。そして最近のWavefront Precisionシリーズや iKONアンプの開発を経て、これはMLAの技術を転用しているのですが、ついにO-Lineでもカバレージ、均一性、制御の追加の能力が実現できることとなりました。これはマイクロラインアレイの究極のソリューションとなりますね。”

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