ヘレナのルイス&クラーク図書館がMARTIN AUDIOを導入
モンタナ州ヘレナにあるルイス&クラーク図書館は、新しいPAシステムの導入に、エレガントなMartin Audioソリューションを選択しました。(地元のAV会社Montana Pro Audioが設計&施工を担当)
モンタナがアメリカ領土になる前の1868年に設立された図書館のAV設計には、予想を超える入札がありましたが、彼らがこの契約を勝ち取りました。提案書の作成から改訂と再設計を繰り返した後、Montana Pro Audioは導入機種をMartin AudioのADORNシリーズに決定しました。
「当初の契約範囲は図書館全体、プレゼンテーションスペースと小劇場を兼ねる大きなコミュニティルーム、会議やプレゼンに使用される小さなコミュニティルームのAVでした。」と設計とプロジェクト管理を担当したAaron Fisher氏は説明します。「この図書館は約3年前に開始された本格的な改造プロジェクトの最終段階でもあります。これはその歴史の中で最初のAV設備となります。」
Ryan Johnston氏とMartin Audio北アメリカのJim Sageのサポートを受けて、このプロジェクトはMontana Pro AudioがMartin Audioソリューションを使用した第一号となりました。70Vラインモードで動作する24台のA55は、黒と白を組み合わせながら、2フロア・8ゾーンに目立たないように配置されています。
「Martin Audio製品の音質、構造、美学を常に高く評価してきました。」とFisher氏は明かします。「ADORNのA55はデザイン、サイズ、音質、予算の面で注目を集めました。システムインテグレーションは私にとって新しい挑戦です。ADORNのA55がおもちゃのようなデザインではなく、プロのプロダクションスピーカーの外観であることを本当にうれしく思っています!」
図書館の室内音響は驚くほど素晴らしいと彼は実感しました。「本当に優れたサウンド設備です。メインアトリウムは壁が硬質で開放的空間ですが、特殊な角度且つ家具や壁で分断されているため残響がほとんどなく、反射も最小限に抑えられています。ADORN DSPプリセットと最小限のEQを使用することで、システムはバランスがよく、音声を綺麗に再生し、非常に自然に聞こえます。」
この「自然な」音声再生がポイントでした。「このシステムがスーパーマーケットの音響のように聞こえないことが重要でした。ここは図書館なので普段は落ち着いた環境です。PAは比較的静かで、アナウンスが入っても誰も驚かないことが不可欠です。A55の拡散の明瞭度により目標を達成することができました。」
ロビー/カフェ、メインアトリウム、児童エリア、一般セクションの2ゾーン、ティーンラウンジ、中2階、中2階のラウンジなど、様々なエリアでカバレージが提供されています。
しかしながら、コロナの影響でクライアントは契約を2段階に分けることに決定しました。Montana Pro Audioの次のステップは、コミュニティルームにあらゆる構成に対応できるシステムを提供することです。要件には映画用に7.1サラウンドモードで使用できる単独のサウンドシステムとプレゼンテーション用のシステムが含まれていたので、今回はMartin AudioのCDDシリーズを選択しました。
Aaron Fisher氏はCDDを選んだ理由について次のように説明しました。「このシリーズのパターン制御は、特に低域で理想的な選択です。」ローエンドの拡張はSX210サブウーファーの追加によって実現されます。
部屋は天井が低く比較的小さな空間です。「CDD8とSX210は完璧なサイズで、十分なインパクトを提供します。またワイヤレスマイクとビデオを使用したプレゼンテーションシステムとしても機能する必要があるため、映画だけでなく、多用途で高品質の結果が得られるスピーカーが必要でした。」
彼らは設備が任務を十分に果たしていると確信しています。「図書館は将来の成長を可能にする高品質のシステムを求めていました。私たちの要件は、美しさ、目立たない意匠、HF拡散、音質、設置の容易さで、ADORN A55はあらゆる要求を満たしています。そのためクライアントの期待を超えるシステム構成と、インストールした製品に誇りを持っています。
「クライアントがスピーカーの真下に立ちながらスピーカーの位置を尋ねた時、目標を達成したことは明らかでした。Martin Audioは間違いなく選択肢の上位にあります。」と彼は言いました。