ROCK IN JAPAN FES 2016
開催17年目を迎えるロックインジャパンフェスが今年も茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で8月6、7、13、14の4日間にわたって開催されました。マーチンオーディオ社のMLAは、一番大きなグラスステージをはじめ、パークステージ、サウンドオブフォレストの3つのステージで採用され、今年もアーティストの熱演を会場に届けました。
出演者は新鋭のアーティストからベテランまで今の日本の音楽シーンを代表する顔ぶれが4日間でのべ200組以上もそろい、チケットは今年も開催前にソールドアウトとなる人気ぶりでした。
グラスステージは最大で6万人とも言われるキャパシティを誇りますが、スタンディングゾーンの他に、シートを敷いてライブを楽しめるゾーンとテントやパラソルを立てることのできるゾーンも用意されています。思い思いの形でライブを楽しむことができるように、という主催者の計らいですが、そのエリア分けを実現させているのがMLAの特徴である音の制御能力の高さと言えるでしょう。
例えば、グラスステージには両側にMLAがメインで20台、サイドに16台ずつそれぞれ設置されましたが、ライブを積極的に楽しみたいゲストが多いスタンディングゾーンでは、非常にクリアに迫力のあるサウンドを届ける一方で、テントやパラソルの下では、会話を楽しみながらリラックスしてライブの雰囲気を味わう様子もみられました。どこまでも大きな音を届けるだけではなく、必要なところに求められるレベルの音を届けることができるMLAならではの結果と言えるでしょう。
今年は仕込みのころから好天にめぐまれたこともあり、会場で見かける音響スタッフはどの顔もよく日焼けして、連日のタフな仕事ぶりを想像させましたが、日焼けの奥にはやりきった者だけが味わうことのできる達成感や充実感に満ち溢れているに違いありません。まだまだフェスシーズン、野外コンサートなどは続きます。最高の音楽と共に、また会場でお会いしましょう。