でんぱ組.inc ツアーで WP シリーズが活躍
「萌えきゅんソングを世界にお届け」をキャッチコピーに躍進している 7 人組ボー カルユニット、でんぱ組.inc の「でんぱ組.inc コスモツアー2018〜惑星探査〜」に て、メインスピーカーおよびモニタースピーカーとして Martin Audio WP シリーズが 採用され、この度、河口湖ステラシアターにてツアーの特別公演となる「でんぱ 組.inc コスモツアー2018〜七月七日は七夕まつり編〜」が行われました。
河口湖ステラシアターは、山梨県の河口湖ほとりにある半円すり鉢状の会場で、収 容人数は約 3000 席を誇る野外ホールです。メインスピーカーとして活躍したのは、 WPC をフライング設置、SX218 をグランドスタックという 10/4 構成で、またアウトサ イドアレイとして WPM をフライングで片側 6 本、トップフィルとインフィルとして同 じく WPM をそれぞれ片側 2 本と 1 本ずつで臨みました。これに加えてモニターのサイ ドフィルとしても WPM と SX118 がグランドスタックで 3/2 として活躍し、これらすべ てを iK42 アンプを用いて片側 6 台で鳴らします。
FOH オペレートを担当した株式会社 inLYNK 山口氏は、「ここ河口湖ステラシアター でのオペレートは過去経験があるけど、この本数で十分な音圧を稼ぎながら、ここま でチューニングが楽なスピーカーは初めてですね。」と語ってくれました。「以前別の スピーカーを使った際はこうはいかなかった。メインスピーカーのチューニングで EQ はかなり無理をしていたし、音圧では特にサブウーファー片側 6 本積まなければ不安 だった。」と語る山口氏の卓を見せていただくと、チューニング用 EQ は至って簡素 で、片側 4 本の SX218 サブのフェーダは絞られており、サブの出力に余力を残してい ることが伺えました。
また、こうも続けます。
「このツアーを通して色々試しながら気 づいたんだけど、サブのクロスオーバーを Butterworth にしてやると、ベースの美味 しいところがきれいに繋がってくれるんだ。」iK42 アンプでは、クロスオーバーがデ フォルトで Linkwitz-Riley に選択されていますが、ユーザーの使い勝手に合わせて自 由に種類を選択できるのも嬉しいポイントです。
七夕を思わせる幻想的で圧巻のステージを披露したでんぱ組.inc の歌声は、WP シリー ズによって確かに観客の耳に届けられ、河口湖ステラシアターは観客の笑顔があふれ ていました。