ブリストルを拠点とするSWG Eventsは、Martin AudioのMLA CompactとMLA Miniを使用して、会場近辺での騒音が問題視されるフェスティバルショーに取り組んできた数多くの実績があります。

SWG EventsがMartin Audio製品と共にGlastonburyの様々なステージにもサービスを提供したことは有名な話です。Hampton Court Palace Festivalが運営する別のショーで一緒に仕事をした後、2年目を迎えたこのイベントに音響機器を提供することになりました。

片側8台のMLA Compactと6台のMLXから構成されたメインハングを備えた大きなステージに加えて、ショーが始まる前にEast Frontのピクニックエリアの小さな野外ステージにもBlackline Xを設置しました。

今年の出演者にはUB40、Elbow、George Benson、Jack Savoretti, McFly、Kacey Musgraves、The Human League、Michael Ball & Alfie Boe、Crowded Houseがラインナップされました。最大3,200人収容可能な会場に均一なカバレージを提供するために、SWG EventsはメインのMLAコンパクトアレイ以外にも中央と左右のアウトフィル用にDD12、フロントフィル用に8台のWPM、バルコニーフィル用に6台のBlackline X8を使用しました。16台のXE500で構成されたモニターセットはiK42アンプで駆動されました。

音楽のクオリテ―はもちろん、背景に宮殿が見えるように設置されたステージがイベントを更に豪華に演出します。「このアイデアは観客が宮殿の前ではなく、宮殿の中にいるような錯覚を生み出すというものです。照明デザイナーにコントロールしてもらいながらライトアップすることで、豪華な背景が出来上がりました」とSWGイベントテクノロジースペシャリストのIan Williams氏は説明しました。

Williams氏自らがプロジェクトを管理し、チームを率いたショーは大成功を収めました。エンジニアは事前に調整＆最適化されたシステムにコンソールを接続するだけでLRメイン・サブ・フィルに対してデジタル入力が出来ます。「当社のシステムテックは、最適化が常に最新になるよう調整を重ね、FOHエンジニアと協力して、新しい設定を機材に読み込ませるのに理想的なタイミングを見計らっていました」とWilliams氏は言います。

SWGとMartin Audioの長きに渡る成功の歴史は、WPLの購入をきっかけに次のステージに突入しました。Williams氏は次のようにコメントしています。「すでに新しいシステムで多くのショーを行っており、使用したエンジニアから嬉しいコメントを多数もらっています。」