Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2023年3月5日

ナルヴィック戦争のリアリティをWPCの5.1で再現 – ワールドプレミア上映会

第二次世界大戦でのヒトラーの最初の敗北がNetflixフィルムの新コンテンツ「ナルヴィック」で描かれました。このタイトルはノルウェー北部にある小さな町に由来しており、そこはノルウェー軍が連合国と共に初めてドイツとの戦いで勝利を収めた場所でした。

ワールドプレミアはそのナルヴィックで開催され、皆が自由に鑑賞できるよう特別に大きな野外シネマが現地の広場に設けられました。戦争の臨場感とその音響効果はMartin AudioのWavefront Precisionラインアレイを使った5.1chというユニークな試みにより忠実に表現されました。

イベント制作会社All-InのStein Hjertholm氏は当初ハーシュタにあるAudiolightのThomas Nordvik Olsen氏に連絡し、次にMartin Audioのノルウェー代理店Atendiの音響役員Øystein Wierli氏に連絡を取り、コンサルタントとして参加することが出来るかと尋ねました。なぜなら今まで挑んだことのない事業への挑戦であり、まして中心街でワールドプレミアなどということはこれまで想像もしていなかったからです。

「私たちはこの事業に飛びつくことに全く躊躇しませんでした」と、Wierli氏は言います。「しかし、実際に考え始めた時、2つの大きな問題がありました。これが初の野外シネマである事実に加えて、12月半ばに計画されていたことです。」

この時期の北極圏では大抵マイナス20度まで下がることを彼はよく分かっていました。「運が良ければ1日に1メートルの積雪だけで済みますよ!そもそもプロダクションが大掛かりだけでなく、天候も間違いなく大きな問題でした。」

当日、気温は比較的暖かく天気は澄んでいました。「気温は例年になくマイナス10度もありましたが、当然、野外シネマを開催するにはまだ寒いです。しかしワールドプレミアのためにドレスアップしてきた人々は、80年前に歴史が動いたまさに同じ場所で、歴史的な出来事を目にする必要があったのです。」

しかしさらに問題が起きました。ワールドプレミアは当初2021年12月に開催予定だったのですが、パンデミックのために開催不可能になりました。日程が再調整され、2022年3月に企てられましたが、今度はウクライナ戦争によりこのような形で戦争映画を上映するのは適切なのかという倫理的な問題が出てきました。「そのため、企画はまた先延ばしになりました。そして、やっと去年の12月11日に開催できたのです。」

Øystein WierliはWavefront Precisionを完璧な状態に仕上げるために現場を指揮しました。「PAが映画のすごい世界観に見合ったものにしないといけなかったのです。映画のサウンドトラックは1940年の実際の風景と実際の音に合うようにうまく作られていました。どちらも恐ろしかったが、それと同時にすごくリアルでした。」

イベントを実現するために16台のDSPマルチチャンネルアンプiK42、全36本のWPC、18本のSXH218が5.1chに配置されました。Audiolight社がWPC/SXH218を設置するためにPA機器と人員を用意しました。

「1番の問題は雪と天気とは別に、センターにスピーカー設置が不可だったため、ファントムセンターを作ったことです。」Øystein Wierliは言います。

上演会の成功を彼はこうまとめます。「私たちはナルヴィックの中心街の誰1人も爆発音や銃撃音のサウンドエフェクトを聞き逃したものはいなかったと思います。」ただし、もう少々穏やかなものがいい方々には、家族や子供向けの映画が同日の午後に上映されました。

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