HIGHWAYS ENGLANDの新しいVR研修施設にMARTIN AUDIO CDDが採用される
MartinAudioのパートナーであるOld Barn Audio(OBA)は、同社にとって2番目の主要なVR施設を完成させました。ここでは最新のミックスド・リアリティ・サウンドシステムと3Dヘッドセットでイマ―シブ環境が作り出されます。MagicBeansによる設計、MXT Realityの運営で、オープンバックのバイノーラルヘッドフォンと、Martin AudioのCDDシステムによって実現される完全な3Dスピーカー環境を組み合わせています。
ロンドン中心部のClerkenwellにあるSOMNAIにイマ―シブシアターを作成してから2年、OBAは、現在イマ―シブオーディオ制作会社として知名度を増してきたMagicBeans Ltdと提携し、Highways England社員向けとして、シミュレーションとトレーニングに実際の高速道路と同等の環境を提供しました。
施設には倉庫内(DerbyshireのIlkeston近郊)にある長さ30m x 8mの長方形のオフィススペースが再利用されました。テスト完了後には、更に大きな専用VR会場に移動する予定です。
OBAプロジェクトマネージャーのNeil Kavanagh氏は次のように説明しています。「Martin Audioスピーカーを使用している前の施設も非常に成功していたため、MagicBeansが再度アプローチしてきてくれました。」
Kavanagh氏はOBAは「素晴らしいスペック」を実現したと言います。これはOBAが繰り返し使用している、同軸非対称散技術を使用した12台のMartin Audio CDD6の2層のリングを指しています。ボトムレイヤーのリングは床から0.9m、アッパーレイヤーのリングは2.4mに設定されています。2台のBlacklineX118は低域にリアリティをもたらし、6台のMA2.8Qアンプがシステムを駆動、各スピーカーには当然独自のチャンネルが割り当てられています。
Kavanagh氏はCDDの選択について説明し、次のように付け加えました。「CDDを選択した理由は、非常にリニアであり、ホットスポットなしでオブジェクトベースオーディオを実現出来るからです。普通のバイアキシャルスピーカーでは同じ効果は得られなかったでしょう。」
天井の高さ不足にも関わらず、センサーを備えたVRヘッドセットを社員が着用したとき、シミュレーショントレーニング用の3D効果は完璧だったとKavanagh氏は言います。「MOTU 24AO 24チャンネルオーディオルーターは、チャンネルベースミックスとオブジェクトベースのアレンジが可能で、音響フィールドのどこにでも音像配置できるのです。」
一方、システムを駆動する特注のコンピューターベースのソフトウェアエンジン「Roundhead」は、MagicBeansによって開発されました。その概要とプロジェクトの背景について、MDのGareth Llewellyn氏は次のように話しました。「Highways Englandの施設では、トレーニング目的で実際の高速道路セクションの複雑且つダイナミックなサウンドを再現するように依頼されました。このボリュームを要するオーディオシミュレーションには、複雑な音の構成を再現するという目標を達成するだけでなく、危険な環境での作業をリアルに実感させるための、パワーと繊細さの両方が備わっていることが重要でした。」
「我々は複雑な3Dオーディオ演出環境で、これらの目標を達成するために必要なパンチと明瞭さを提供するMartin Audioのスピーカーをとても信頼しています。 Martin Audioのインストレーションは、パワーと信頼性、品質、そして適切な価格を提供してくれるので、クライアントとエンドユーザーにとって印象的且つ成功した施設になったでしょう。」