Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2018年4月27日

MLXのデュアルクラスターがSTEREOPHONICSのツインステージ演出を実現

Stereophonicsが彼らの最新のツアーでメインのパフォーマンスエリアから花道でつながったアコースティックステージをもう1つ作ると言い出した時、バンドのPAを長年務めるDave Roden 氏をはじめとするキャピタルサウンドのクルーからはconundrumが発生しました

リードシンガーでギタリストのKelly Jonesは、今回初めてインイヤーモニターを使っていて、サブウーファーのエネルギーがなるべく感じられないようにする必要がありました。キャピタルのプロジェクトマネージャーRobin Conway氏は伝統的なMartin Audio MLXサブウーファーを使ったブロードサイドカーディオイドサブアレイから何か新しいものを生み出さねばなりませんでした。ソリューションはセンターに吊ったカーディオイド設定のデュアルクラスターです。

「Dave RodenはMartin Audioのシステムで均一なカバレージを作り出すことになれていました。でももし我々が従来型のLRスタックをやったら干渉がでることはわかっていました。だからシミュレーションと実験を重ねて、妥協をすべて排除したソリューションに行きついたんです。」

Conway氏の回答は6本のMLXのカーディオイドアレイを2か所、センターラインの両脇に30度外ぶりで吊るという物でした。これによってステージセンターの低域がキャンセルされるほか、ローエンドのピークが花道に来ないように(LRコンフィグレーションでは発生する)したのです。
「我々はこれをゲネプロで試してみてカバレージが均一だったうえ、真ん中で変なピークが出ていなかった。2つのMLXハングが一個のソースとしてうまく機能したのです。」

キャピタルのアカウントマネージャーMartin Connolly氏によると、このコンフィグレーションは会場全体で機能していたとのことです。「客席レベルにはほんの3本のMLXしか置いていなくて、花道の見切れを嫌って、他には何も置けないんです。バンドが客席からずっと離れて移動したとき、それでもどの席でもちゃんとインパクトが与えられなかったとしたらそうしたと思いますか?」

大まかなツアー機材は13本のMLAに1本のMLDダウンフィルというメインをカミシモに。サイドフィルには12本のMLA Compactを。

一番大きい会場Manchester Arenaでは、メインアレイは15本のMLAに1本のMLD、そしてサイドは16本のMLA Compact、リップフィルは6本の W8LMを使用しました。

前のツアーと同様にDave Roden氏は熟練したMLA システムテックToby Donovan氏とともにFOHに入り、コンソールをDiGiCo SD5に替えました。DiGiCoのプラットフォームでHarm Schopman氏がSD10を操るモニターワールドと連携を持たせるためです。

MLAによるソリューションはバンドや制作マネージャーのDave Nelson氏らによる高い評価を受け、FOHのサウンドチームにも評判は上々です。Dave Roden氏は言います。「毎度ながらUKの公演でTobyと一緒に仕事ができて嬉しいし、Finlay Wattがアイルランドの行程に参加してくれるというのも嬉しいね。」

「HarmやStereophonicsの音の魔術師Sam Cunninghamに感謝したい。いつも助けてくれてありがとう。いつもながらこれらすべてを実現してくれたDave Nelsonにも感謝。 キャピタルのMartin、Robin、そしてとくにKeith Davisには惜しみない敬意を表したい。」

「そしてMartin Audioにも最新のスピーカーシステムをありがとう。この20年間はとれも面白い日々だった。F2システムに始まり、Wavefrontシリーズ、そしてMLA。そして今回ローエンドの均一性まで改善できたんだからね。」

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