Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2019年8月10日

メトロポリタン美術館“PLAY IT LOUD”展のオープニングコンサートでMartin Audioが活躍

Frost Productionsはニューヨークのメトロポリタン美術館で人気の“Play It Loud: Instruments of Rock & Roll”展のオープニングコンサートをMartin AudioのMLA MiniとCDD-LIVEでサポートしました。
プロダクションについてFrostのJoe Lima氏は次のように話しました。「我々は制作会社として、さらにPA会社として、メトロポリタン美術館と提携し、企業イベントや社交イベント、Met Galaのようなものも含め、数多くのイベントを扱っています。」

「これは美術館のイベントで、ロックンロール殿堂入りの方々の楽器、記念品、収集品などを集めた、有名ミュージシャンを含む個人コレクターによる特別展で、数カ月前に連絡が来ました。開催にあたり美術館側はThe Rootsを始め、ゲストアーティストとしてSteve MillerやEagles のDon Felderなどをフィーチャーしたスペシャルプライベートコンサートに常連客や寄付者全員を招待したいと思いました。」

この課題についてJoe氏は「美術館側としては、バルコニーと複数の出入口があり、石と大理石で囲まれた、長さ106フィート、幅70フィート、高さ64フィートのメトロポリタングレートホールでコンサートを行いたかった。残響で洞窟にいるような音がするこの場所は非常に難しい会場となりました。」と話しています。

限られたセットアップ時間でコンサートを成功させるため、Frostのチームは厚手の布カーテンなどの柔らかい素材を使って、壁や未使用の出入り口の表面を出来る限り塞ぎました。そして背面からの直接の反響を防ぐような位置にステージを設置しました。

Joe氏によれば「3番目のステップは、前や後ろに何があっても‘Hard Avoid®’ができ、エネルギーを観客に向けて集中させられるPAを選ぶことでした。そこでMartin AudioのMLAが選ばれたのです。観客が集まるのは会場の前方60フィートまでで、出力はそこまでに収めたかったので、それほど大きいものは必要としていませんでした。MLA Miniは美術館の制限95dB SPLを超えることなく、我々が必要とする明瞭さと拡散制御を実現できる最適なソリューションでした。

そのために、Frostは片側1台のWS218Xサブウーファーの上に1台のMSXサブウーファー、その上に4台のMLA Miniを乗せたMLA Mini“Super Stack”を作成。さらに、PAでカバーしきれないエリアを埋め、均一なカバレージを維持するため、フロントフィルにCDD-LIVE8を4台と、さらに8台を部屋の周りに配置しました。

美術館側の当初の予測400人に対して、実際には1200人のゲストが集まりましたが、MLAは十分に機能してくれました。実際、人数が増えたことによって、反響音をさらに抑えることができました。」

「パフォーマンスは1時間半続き、アーティストのFOHエンジニアは音質に非常に満足してくれました。我々はDisplayで計算して、オプティマイゼーションをシステムに入れ込んでいました。The Roots のFOHエンジニア、Artless Pooleは前夜にシステムをチェックしましたが、調整が必要ないことに非常に満足し、喜んでくれました。イベント前日にヴァーチャルサウンドチェックすることができるのは素晴らしいことでしたし、これによって皆、翌日に自信が持てました。」

「メトロポリタン美術館もとても喜んでくれ、その評判は素晴らしかった」とJoeは締めくくりました。「電子音楽を鳴らすために設計されていない難しいスペースでも、カバレージと音質については何も言うことがありません。」

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