Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2017年4月1日

CDD5、舞台作品でも活躍中

先日発表になった、イギリス演劇界で最も権威があるとされるオリヴィエ賞の候補作品の中で、「ジーザス・クライスト・スーパースター」がミュージカルのリバイバル作品賞他、多数の賞で候補作に挙げられたことで、MLAシステムをコンサート以外にも演劇やミュージカルのような劇場空間での利用することも注目されていますが、MARTIN AUDIO社の製品の中では、CDDシリーズのスピーカーも劇場で様々な役割を果たしています。今回は、数ある事例の中から同シリーズの中で一番コンパクトな、CDD5を実際にご利用頂いたケースをご紹介いたします。

(株)ステージオフィス様では、CDD5をクランプとセットでお求め頂きました。コンサートもそうですが、演劇等の舞台作品も近年では全国各都市を回るツアー公演も多く、劇場により機構の条件は様々です。異なる条件の劇場であっても、その作品に求められる一定の音響システムを提供する際に、CDD5はそのサウンド面の特徴はもちろん、コンパクトさとフレキシブリティのある仕様で手放せない存在のようです。

具体的な使用例としては、コンパクトなサイズを活かして、舞台上のバトンやトラスに設置して舞台上で発せられる効果音のアウトに利用することもあれば、プロセニアムの縁に仕込んで、フロントエリアの客席部分のフォローにもご利用頂いております。CDDシリーズの同軸・非対称ホーンならではのサウンド特性を活かして狙ったところに確実にサウンドを届けられるわけです。

また、3月に行われた演出家の串田和美氏による潤色・演出・美術で行われた「K.テンペスト」では、まつもと市民芸術館を含む全国5か所を回るツアー公演全てで仮設の演劇空間が設置され、CDD5はd&b社のT10と併せてセリフや生演奏された楽器の拡声に活躍しました。ステージを360°全ての方向で囲む形で階段状に客席が設置されている中、舞台上で発せられる全ての音は、ユニークな方法で設置されたマイクにより、均等に客席に届けられる仕掛けが施されていました。

CDD5を用いることで仮設のデッドな空間にも関わらず、美しい合唱のハーモニーを際立たせるのに役立っていました。幻想音楽劇と副題にもある公演で、歌や出演者による楽器の生演奏が効果的に用いられる作品において、効果音という側面ではなく、演出上の役割としてのサウンド効果の提供の一端を音響システムが担っていた公演と言えるのではないでしょうか。
(音響システムの詳細なセッティングは、リンク先のオーディオブレインズ社のこちらのページでご紹介頂いております) http://audiobrains.tumblr.com/post/160395801934/

ツアー公演ということで、公演の度に仕込みと撤収も必要だったそうですが、シンプルな仕組みで設置可能な点も実際の現場では好評だったそうです。サイズやパワーだけではなく、実際の音の到達エリアなどは現場で使ってみないと分からない、経験に基づいて判断をせざるを得ない部分も少なくないでしょう。お手元にCDDをお持ちの方にはぜひ様々な可能性をご検討頂けましたら幸いです。

また、ご検討中の方やサイズ、数などでお悩みの際にはぜひ一度私どもマーチンオーディオジャパンまでご相談下さい。ケースに応じたスピーカーのご提案の他、デモ機のお貸出しも承っており、皆さまからのご連絡をお待ちしております。

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