コロナウイルス蔓延の影響で国内外のイベント産業界は大きな困難の時期を迎えました。Martin Audio Japanでは在宅ワークの皆様、現場がなくなってしまったエンジニアの皆様へ向けてFacebook Liveを活用したオンラインセミナーを4月初旬より順次実施。第一回目となる4月9日の「低域制御とサブウーファープランについて」はアーカイブ再生数が3700回を超えるなど多くの注目を集めています。

Martin Audio Japanの山下が言います。「この状況下で何かできることはないかと考え、この企画を推進しました。お客様がコロナ自粛の終焉後、次の現場に活かしていただけるアイデアを、とくにMartin Audioに偏ることなく広くカバーしていければと思っています。」

これまで全6回のライブ配信を敢行。このアーカイブはMAJ Facebookページからご覧いただけるほか、以下のYouTubeページでもご覧いただけるようになっています。
https://m.youtube.com/channel/UCXDIwUjJeuRerX8zZpEEhuA

「低域制御とサブウーファープランについて」ではサブウーファーの挙動の性質や、検討すべき課題、指向性制御の様々な方法などをご紹介しています。「Display2.3.3おさらい編」では、Martin AudioのMLAシリーズやWPシリーズで使用されるオプティマイズ・ソフトウェアDisplay2の最新版の様々な機能をご紹介。

「ラインアレイの限界と新生代のスピーカー制御」では、ポイントソーススピーカー、ラインアレイスピーカーが抱える、通常見過ごされがちな課題と、新世代のスピーカー制御として波面合成技術にスポットを当てます。

「WPシリーズのご紹介」では最新機種WPシリーズの持つ様々な魅力をご紹介。「DanteネットワークとMartin Audio」ではMartin AudioのDante対応製品を例に、Danteセットアップの具体的な手順をご案内しています。

「コアキシャルドライバーの進化 非対称拡散」では従来のバイアキシャルスピーカー、コアキシャルスピーカーの持つ課題と、それらを克服する新しい同軸ドライバーについてご紹介しています。

このあともオンラインセミナーは継続的におこなわれる予定です。「この部屋にはスピーカー何個必要？システムプランセミナー」「VU-NETとGeneral Presetの活用」「特別企画：Simon Honywill’s Festival Sound(日本語同時通訳)」「特別企画：メインアレイとサイドアレイの問題解決策」など様々な興味深いタイトルが目白押しです。

Martin Audio Japan代表の唐渡は語ります。
「世界が大打撃を受けているコロナの影響のさなか、私どもが少しでも何か皆様にお役に立てることはないかと考え企画しました。セミナーにご参加いただいている皆様は、この時期にもかかわらず前向きに頑張っていらっしゃる挑戦者の方々ばかりだと存じ上げます。我々MAJは常に皆様のお役に立ちたいという姿勢を忘れずに、これからもできることを続けていきたいと考えています。」