メキシコの90年代ポップスコンサートツアーでMARTIN AUDIOが活躍
メキシコのProducciones Lemusはラテン系の主要アーティストをフューチャーしたティフアナのLa Plaza de Toros Monumental闘牛場での“90年代ポップツアー”コンサートでMartin AudioのMLA、WPL、SXH218を使用。360度のユニークなステージ演出を成功裏に終了しました。
Martin Audioの販売店Proactive Latin Americaのサポートを受けて、このコンサートはOv7, Magneto、Caló、JNS,、Kabah、The Sacadosを含む40組のパフォーマーが出演しました。360度にわたって滑らかで均一なカバレージを提供するよう設計されたシステムには、72台のMLAと24台のWPL、24台のSXH218が使用されました。
今回の90年代ポップツアーコンサートのようなイベントのカバレージを確保するため、Producciones Lemusはカバレージの自由度に定評のあるWPLを96台導入しました。
イベントについてコンサートモニターエンジニアのOscar Tovar氏は説明しました。「主な課題の1つは貝のような形をした特徴的なこの会場で、360度ステージのカバレージを均一にすることでした。」
「お気づきかもしれませんが90年代ポップツアーは360度ステージによる非常にユニークな演出です。前方から後方までをカバーする必要がある大きな闘牛場では、他と相互干渉しない4式のステレオが必要とされます。メインのPAには、四角いステージの3辺にそれぞれ10本アレイ6か所、計60台のMLAを使用。更にWPLの10本アレイをもう2組、残りの1辺に設置。サイドフィルとして16本のWPLを2本ずつ、ステージの各面の両側に配置し、ブリッジモードの24台のSXF218サブウーファーと共に使用しました。更に10台入りののiK42ラックを10基、スピーカーは1ボックスレゾリューションでパフォーマンスを最大化しました。」
「360度のステージと180ヤードの広さがあるにも関わらず、システムは非常に上手く機能しました。Martin Audioのコントロールで特徴的なのは前方から後方、端から端までのカバレージに関し、観客間のエネルギーをコントロールしつつ拡声できることです。伝説的なMartin Audioの素晴らしい音により、このショーは今までと異なる経験が出来たととても良いコメントをもらいました。」
Producciones Lemusが今後MLAとWPLを使用することについてMartin Audioの販売代理店であるPro Active Latin America のディレクターBerenice Gutierrez氏はこう付け加えました。「この量のMLAとWPLを使用すれば、両方のシステムで大きな現場を行い、クライアントを満足させることが出来ます。ラテンアメリカには他にもレンタル会社があるので、Wavefront Precisionシステムの所有率を増やし、柔軟性と将来の需要に生かしていきたいです。」