Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2019年12月2日

テンプル大学卒業式に華を添えたMARTIN AUDIO

4日間に渡り6回の式典が行われ、9000人以上の卒業生を輩出するTemple大学のLiacourasセンター式典で、IMS Technology Services はMartin AudioのWPMとCDD,SX218を使用しました。

このイベントについて音響ディレクターのChris Leonard氏は説明しました。「Liacourasセンターは10,200席の多目的スポーツアリーナでコンサートやファミリーショー、バスケットボールの試合会場として使用されています。」

「何よりもまず卒業式ですから、私たちの重要な目標は家族が卒業生の名前を聞けるように、一番前の席であろうが250フィート離れたアリーナ後方の席であろうが、全席に明瞭なスピーチを届けることでした。」
一般的にアリーナにおいて会場内のスピーチを明瞭にするには、オーディオカバレージにおいてそれぞれの会場が違った課題を抱えています。座席の構成や建物の材質が違い、さらに観客の動員数やイベントの種類に対応する必要があるためです。このイベントで、IMSはアリーナのカバレージを拡張するため、56台のWPMを使用。16台をメインとして各サイドに、さらに12台をアウトサイドとして各サイドに設置しました。更に式典の進行が登壇者にも分かるように10台のCDD12と6台のCDD8をモニターやフロントフィルとして追加しました。

カーディオイドモードの2台のSX218がステージにグランドスタックされ、アンプには5台のIK81と2台のIK42を使用しました。

システムのパフォーマンスについてIMSのFOHエンジニアAram Piligian氏は説明します。「何がチャレンジだったかというと、このイベントではディレイスピーカーを設置していないため、WPMはアリーナの上段後列もカバーする必要がありました。スピーチに加え、35人編成の吹奏楽の演奏も行われました。」

「システムの音は素晴らしくFOHで聞いているものと同じものが観客にも聞こえていると分かっているのは心地良いものです。クライアントもとても喜んでいます。アンプについていえば、遠方への音の提供が必要なため、メインハングには1ボックス、サイドハングには2ボックスレゾリューションでカバレージの最適化を図りました。」

「WPMのもうひとつの特徴はHard Avoid®機能です。スピーチが行われるステージや演台のエネルギーを抑え、ハウリングマージンを稼ぐことが可能。より良いミキシングのためのヘッドルームを確保できます。全席に最良の音を届けることが出来るのです。事前のシミュレーションにDisplayソフトウェアを使用しました。これにより吊り上げる前からこのシステムが我々の必要とする音質とパフォーマンスにぴったりだと自信が持てました。」

IMS Technology Servicesの様々なイベントでのWPMの効果についてChris氏はこう締めくくりました。「我々は数十人規模から数千人規模まで様々なイベントを行い、天井の高さがそれぞれ違ったり、会場の響き特性の課題にも対応できるスピーカーを必要としてきました。どのような環境下でもWPMがもたらすパワーや均一性がこのスピーカーを選んだ最大の理由です。クライアントも素晴らしい音質と結果に満足しています。」

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