Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2019年9月3日

20周年を迎えたROCK IN JAPAN FESTIVALにてWPLがデビュー

その20年目を記念して5日間開催となったROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019が、本年も8月3日(土)・4日(日)、10日(土)・ 11日(日・祝)・12日(月・振休)、 国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)にて開催されました。

日本を代表するアーティストが集う真夏の野外イベントとして、2000年にスタート。20回目を迎えた今年は2週にわたって過去最長の5日間開催となりました。海浜公園の広大な会場には7つのステージが設置され、大変多くの音楽ファンが様々な楽しみ方で過ごすため、5日間の夏のビッグイベントを訪れます。

例年通り1番大きいGRASS STAGEにはMartin Audio MLAが、片側20本のメインアレイに加え、アウトサイドにも16本が設置されました。最大の奥行200mを超える巨大な芝生の広場を広範囲にカバーするその遠達性能は毎年のことながら驚異的です。それでいて公園外への音漏れを抑制することができる能力も評価され、今年もメインステージのPAに採用されました。これに加えてこのステージでは実に48本ものMLXサブウーファーが使用されています。

さらに本年もPARK STAGE、LAKE STAGE、SOUND OF FORESTといったその他の主要なステージでもMLAが採用され、マルチセルラー制御がこの規模のフェスティバルでいかに有効であるかを示すものとなりました。

そしてこの記念の年に、新たな試みとして新しいステージにMartin Audioが採用されました。今年発表されたばかりの新型機種であるWPLがBUZZ STGAEにて日本初登場。オプティマイゼーション可能な新コンセプトのラインアレイシステムとして発表されたWPLは12インチ3WAYバイアンプ構造のハイパワースピーカーです。入念に設計されたMartin Audioのシグネチャーサウンドに加え、Display2最適化ソフトウェアを用いたマルチセルラー制御によって会場に合わせた特性を自動的に算出します。その他のWPシリーズと同様にiK42 4ch DSPアンプを使用して駆動します。

今回は片側6本のアレイをフライング設置。各キャビネットは単独結線され、片側3台のiK42アンプで駆動しました。このほかアウトフィルとして片側2本のWPCが、リップフィルとして片側1本のWPMが使用されました。これらスピーカーもiK42を使用して駆動されました。舞台袖には都合、片側4台のiK42が設置され、カミシモ合わせてこれらはすべてDanteデジタルネットワークオーディオで接続されました。Luminex GigacoreスイッチングハブでV-LANを設定、APEX Intelli-X3プロセッサーからのDanteプライマリー回線、セカンダリー回線、さらにVU-Netの制御、Intelli-X3の制御信号などが1本の光ケーブルでカミシモを渡り、先進的なシステムが構築されています。

ステージ下に全部で10本のMLXサブウーファーが設置され、DJを中心としたこのステージの低域再生に備えました。

数々のバンドやDJがBUZZ STAGEで好演を見せる中、オペレートを担当したエンジニアの一人MSI Japan東京の石崎氏にWPLの印象を聞きました。
「低域~から高域まで自然につながっていて、コントロールしやすかった。特にLOWの押し出し感が好感触。BASSの帯域が太さがあって気持ち良い。高域はさすがMartinAudioという感じ。BUZZステージは大型テントステージだったので反射が心配でしたが、指向性がうまくコントロールされておりスピーカーの反射も抑えられて、オペレートしやすかったです。」

台風の影響が心配されましたが、ひたちなかは全日程を通して晴天。過去最大の動員数33万7421人を記録した今年も、数々の熱いアクトが繰り広げられました。来年もROCK IN JAPAN FESTIVALにご注目ください。

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