FlexPointポータブルシリーズを含む9つの新商品が発表
Martin Audioは主にレンタル会社をターゲットにしたポータブルシリーズ、FlexPointを含む9つの新商品をオンラインイベントで発表しました。
最新の音響デザインと技術革新のあらゆる点でコンパクトなスタンドアロンスピーカーであるFlexPointシリーズは、パフォーマンスと柔軟性の新基準となります。FlexPointは各種イベントやトップアーティストの要望に応えられるよう、高品質な音声を提供します。加えて、パッシブ2ウェイスピーカーの設計はコスト削減とアンプ効率化にも配慮しているのです。
5つのモデルからなるFlexPointは高い柔軟性を持ち合わせています。ライブサウンドから固定設備への導入、劇場設備、企業イベント、そしてイマーシブオーディオの分散システムに至るまで、幅広いプロ用の音響システムをカバーします。ミニアチュアのFP4からパワフルなFP15まで、スピーカーのデザインはコンパクトですっきりしています。サイトラインの影響なく、また建築意匠を損なわず、どのような会場でも明瞭なカバレッジを提供します。
同軸ポイントソース技術がFlexPointシステムの中核であり、従来の2ウェイシステムと比べてより滑らかで一定な軸外周波数特性を実現しています。さらに、Martin Audioはマグネット構造の前面に2段階のウェーブガイドを導入したことで、新世代の固定指向型の設計にたどり着くことができたのです。このウェーブガイドは高い周波数域でも広い水平指向角を保つことができ、さらにより低い周波数までパターンコントロールができます。工具がなくてもドライバーの回転が可能であるため、多様な取り付け方法と便利な使用が実現できます。
FlexPointシステムの低域の拡張とインパクトあるサウンドの実現のために、SXシリーズ・サブウーファーがご利用いただけます。ここで新たに2つの新製品が登場しました。SX115はシングル15インチサブウーファー、SX215はデュアル15インチサブウーファーであり、両方スピーカーポールを用いてFlexPointと一緒に使用できます。これでSXシリーズは10インチ、12インチ、15インチ、18インチのシングル・ダブルウーファー、15インチ18インチのカーディオイドタイプ、そして、ハイブリッドホーン/リフレックスロードタイプのSXH218とバリエーションが充実しました。
最後に、その名の通り、FlexPointシステムはフレキシブルなアンプ選択にも対応しています。メーカー推奨の最良の選択肢は、Martin AudioのiKシリーズDSPパワーアンプを使用することです。しかし小予算の固定設備などでは、Martin AudioのVIAパワーアンプにDX4.0コントローラーを組み合わせて使用することも可能です。そして小規模設備向けにFP4、FP6、FP8を使用する場合には、VIAパワーアンプに新製品のDX0.4またはDX0.6コントローラーを組み合わせることも可能です。DX0.4は2入力4出力コントローラー、DX0.6は2入力6出力コントローラーです。
全ての9新製品は6月までには出荷開始予定ですが、一部より早い段階で出荷が可能となります。
社長のDom Harter氏はこうまとめます。「Wavefront Precision最適化ラインアレイやTORUSコンスタントカバーチュアアレイと並んで、FlexPointシリーズは会社の歴史上最も素晴らしい音声を提供し、小規模なギャラリーから大規模なフェスティバルに至るまでMartin Audioのトレードマークといえる音質を体験していただけるプレミアムスピーカーの一つです。新しい2つのSXサブウーファーはローエンドの素晴らしいソリューションになりますし、新しい2つのコントローラーはさらなるフレキシビリティと費用対効果が高いものです。」