由緒ある植物園にてキャピタルサウンドのMLA COMPACTが活躍
ロンドンの南西、Kew Gardens として知られる美しい王室植物園の環境で、恒例となったKew The Music と題された6日間の音楽フェスティバルが開催されました。
ロンドンの夏フェスの風物詩となり、世界最大のビクトリア調庭園を背景に、既にイベントは欠かせない夏のイベントとなりました。これまでの5年間、キャピタルサウンドとそのパートナーであるMartin Audioはこの会場の隆盛を喜ばしく感じてきました。
Lewis Capaldi、Rick Astley、Garbage、Craig David、Billy Oceanといったヘッドライナーのアクトを楽しむために8000人もの観客が来場。プロモーターであるKilimanjaro LiveのStuart Galbraith氏と、制作のLarMac Live取締役Ian Greenway氏、そしてキャピタルサウンドは協力して、今回もMartin Audioの受賞技術であるMLAを使用することにしました。
均一なPAのカバレージを提供するために、キャピタルサウンドはステージエンドの広いフィールドから先細りして延びる細長いエリアを計算に入れる必要がありました。
この難題に対しキャピタルサウンドは芸術的なスピーカーデザインを見せました。ステージサイドにMLA Compact を片側10本 フライング。ステージのカミシモにはフィルのMLA Compactが片側4本ずつグランドスタック、これらのエリアのピクニックの人たちに向けてサービスしました。ステージ前には4本のDD12がニアフィールドをカバー。サブウーファーは14本のSX218 を使用してブロードサイド・カーディオイドアレイが構成されました。
何か所かのディレイタワーが設けられ、初段はハウス位置の後方に10本のMLA Compact、その後方にはミックス席から65mの位置でMLA miniとMSXのスタックが、さらに60m先には次のMLA miniとMSXのスタックが設置されました。
これによって完璧なカバレージが実現され、木の陰になる部分にもカバーが実現できました。
ここでもMartin Audioの持ち味であるDisplayソフトウェアが活躍。Chris Pyne氏が熟練の技を見せ、システムテック兼、FOHケアで活躍しました。
ピクニックの準備や折りたたみ椅子を抱えた年配の参加者にも受け入れられるために、音楽そのものと同じくらい重要な事は、観客が普段、自宅の音響システムで聞くクオリティでアーティストを体験できるようにすることでした。 「MLAを使用すれば、明瞭度とフルレンジのサウンドを得ることができます」と、キャピタルのアカウントマネージャーMartin Connolly氏は述べています。
イベントを振り返ってIan Greenway氏は続けます。「5年という期間でこの歴史的場所でのイベントに成功を収めることができました。これはキャピタルサウンドとMartin Audioの特別なPAのおかげです。ここで重要なのはKew Gardensという良き資産を尊重するということだけでなく、この特殊な形状の会場の隅々まで均一なオーディオを供給し、観客に無類のライブ体験を与えることができたからだと思います。」
「PA自身が持つカバレージをコントロールするという能力に加え、キャピタルサウンドのチームのシステムオプティマイズの経験値によるところが大きいと思います。それでこの成功を成し遂げることができたと思っています。」
FOHのChris Pyne氏に加え、Tim Patterson氏 (チーフ) やNick Cook氏 (モニター)がこのチームを支えました。
Martin Audioの代表Dom Harterが締めくくります。 “When an historic venue such as 「Kew Gardensのような史跡が会場だと『とりあえずできる』というのが十分条件でした。ですからこの5年間はキャピタルサウンドにとってもMartin Audioにとってもテストのような時期だったんですね。MLAがどこまでやれるかという。」彼は言います。「彼らのスキルと知識、さらに我々のテクノロジーが組み合わさって、この困難な現場に我々のシグネチャーサウンドを、均一性と制御をもって観客に届けられたことは素晴らしい成果です。」