リンツ城公園の観客とサウンドエンジニア、WPMのサウンドに驚嘆
リンツ州立劇場はコロナ規制に対応するため、オペラ/オペレッタ、ダンス、演劇などの夏の一連のイベントを初めて野外で開催することになりました。1カ月にわたるプログラムの開催地に選ばれたのは、オーストリア都市部に位置するリンツ城のSchloss公園です。
レンタル会社のZ-VTは木々と城を背景とする会場に、所有するMartin Audio Wavefront Precisionラインアレイの多くを使用して大成功を収めました。WPシリーズは英国のQueen’s Awardイノベーションを受賞しています。
ステージの基盤全体をゼロから構築する必要がある上に、観客エリアが奥行に比べて幅広のため、Z-VTはサブとインフィルでサポートされた12台のWPMをLCR 3箇所に設置しました。これを全て計6台のiKON iK81アンプで単独駆動しました。
Martin Audioのオーストリア代理店であるK24 Technikがこのイベントをサポートしました。「Z-VTは最適なソリューションを提供するために3アレイのWPMを検討しました。」とK24のJohannes Stummer氏は言及しました。「制御精度を上げるために各アレイに垂直に12本が必要でした。DisplayのHard Avoid機能を使用して観客エリア内にサウンドを留め、隣接エリアへの音漏れを軽減しました。」
2つ並びの椅子の間にテーブルを置くことでソーシャルディスタンスを確保し、630人の観客が以前よりもさらにバラエティに富んだ多彩なプログラムを楽しむことができました。
人気の5/8erl in Ehr’nand Franuiから人形劇師のNikolaus Habjanまで、幅広いジャンルの特別ゲストの出演があり、その多くがお抱えのサウンドエンジニアを連れてきました。Z-VTのコメントです。「ゲストエンジニア全員が観客エリア全体の音のスムーズさと均一な周波数レスポンスをはじめ、サウンドシステムの品質に驚いていました。」プロダクションマネージャーのKlaus Lehner氏もこの意見に同意し、更に付け加えました。「通常のラインアレイで今回のような結果を得るのは不可能でした。このシステムは間違いなくプロオーディオビジネスの未来です!」