Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2022年11月29日

メキシコ独立記念日の式典で3度目の成果を上げたMartin Audio

9月15日はメキシコの独立記念日です。コロナの影響によりリモートでの式典を余儀なくされていましたが、今年は2年ぶりにメキシコシティーのソカロ広場の160,000人以上の観衆の前で開催されました。

3時間以上続くショーの目玉は、経験豊富なノルテーニョグループ、Los Tigres del Norteです。

制作はKW社が担当し、3年連続でMartin AudioシステムがセレモニーのメインPAとして使用され、46,800平方メートルの敷地に音響カバレージを提供しました。

大統領演説用に12本のMLA(内1本はMLDダウンフィル)をメインに、9本のMLA(内1本はMLD(120°H x 20°Vの分散を提供))を使ったアウトハング1ペアが設置されました。メインハングは奥行き150メートル、幅130メートルのエリアをカバーしました。

モニターとサイドフィルにはBlackline F10+とWPMシリーズが導入され、メキシコ陸軍合唱団とAndrés Manuel Lopez Obrador大統領の演説に使用されました。合唱団のモニター用にはiK42アンプで駆動される4台のBlackline F10+、大統領のモニター用にステレオでWPMが片側4台ずつ演説台にセットされました。

Los Tigres del NorteのPA用には32台のWPL(片側16台)、アウトフィル用に32台のWPL(片側16台)と24台のSXH218サブウーファー、さらに24台のMLXセットで構成される独立したシステムがセットアップされました。8台のWPM(4台スタックが2か所)がフロントフィルに採用されました。メインシステムは最初の135メートルをカバーし、それぞれ8台のMLAで構成される4つのディレイタワーは、ソカロ広場の裏側と周辺の通りをカバーするために90メートル位置に設置されました。さらに12台のWPCから成る2つのディレイタワーがPAから200メートル離れた場所に配置されました。

サブウーファー配置についてProactive LATAMのオーディオデザインエンジニアであるCarlos Aldama氏は次のように述べています。「このようにiK42のDSPとMLXのDSPのおかげで、ステージエリア内の全ての低域エネルギーが演者側に漏れない音場を作ることができました。」

バンドのFOHサウンドエンジニアであり、グラミー賞受賞者のGabriel Martínez氏はMLAの長年のファンであり、WPLのアコースティックパフォーマンスに感激していました。「Martin Audioはいつも完璧です。約100メートル先での音圧とショー全体のオーディオデザインに感銘を受けました。オリサバとモレリアで以前もWPLを使用したことがありましたが、調整の仕方によってまるで別のシステムのように感じました。」

「このシステムは音響の品質、出力、制御、設計に関して、あらゆるエンジニアが求めている結果にマッチします。」

メインステージが隣接していたため、2つのシステムを同時に使用することはありませんでした。式典ではPAが国立宮殿内に、コンサートではメトロポリタン大聖堂の前に設置され、PAは政府庁舎の方向に向けられました。

Martin Audio代理店のProactive LATAMの創設者でCEOのBerenice Gutiérrez氏は言います。「我々にとって再びこのイベントを担当し、仕事ぶりが認められたことは大きな意味を持ちます。Los Tigres del NorteのマネージャーLuis Antonio 5世だけではなく、KWのマネージングディレクターからも快適な音響デザイン制作に信頼を置いてもらえたことを誇りに思います。最大の課題である全体的な制作調整についてKWへのアドバイスも必要でした。」

Proactive LATAMのテクニカルセールスエンジニアであるOscar Tovar氏は次のように付け加えています。「すべての機器をMartin Audio製品にした3回目の式典は素晴らしい成果を上げました。伝統的な形式に戻った今年は、式典とコンサートの両方の要件を満たすように2つの領域を統合することができました。」

「この式典はメキシコで最も重要なイベントなので非常に大きな挑戦でしたが、幸いなことに全てが計画どおりに進みました。160,000人を超える人々がソカロ広場に集まり、同じ空間で高品質の体験を得ることができたこと、そしてそれを実現するための時間と十分なツールがあったことは素晴らしいことでした。」

Carlos Aldama氏は次のように締めくくっています。「Martin Audioを使用して作り出したサウンドは、DISPLAY3の持つ機能の精度にかかっていましたが、結果はほぼ予測通りでした。機器の明瞭度は驚べきものでした。」

Contact Us

Martin Audioについてのお問い合わせは
下記お問い合わせフォームをご利用ください