Splas ResomリゾートのアップグレードでMARTIN AUDIOのWPCが採用される
2018年、韓国の建設会社Hoban Co.は優先入札者に指名され、2億2400万ドルでResom Resortの買収に動きました。Resomは韓国のチュンチョンドに、会員制スパリゾートのSplas Resomと、自然溢れる森の中で癒しを感じられるForest Resomを含む、3つのリゾートを所有しています。
既存のSplas施設の改修と新しい建物の建設の入札が行われ、Martin Audioの販売代理店であるSama SoundがディーラーのAsea Soundと提携して落札しました。
Sama SoundのプロダクトマネージャーであるEdan Kwon氏は、スピーカーは元々別のブランドが仕様化されていたと話します。「これをMartin Audioに変更するために尽力を尽くしました」と彼は説明しました。「会社とエンジニアに、他のブランドに勝る新しいシステム設計の利点をプレゼンしました。」
英国クイーンズアワードイノベーション賞を受賞しているMartin AudioのWPCは、最初に指定されたシステムスペックと完全に一致し、同じパフォーマンス基準を満たしていました。「したがってこのシステム自体に異論はありませんでした。SXC118サブウーファーも同様で、カーディオイドサブウーファーが指定されていたので、SXC118を使用してシステムを設計しました。」
さらにWavefront Precisionにはもともと候補に挙がっていた他のシステムにはない利点がありました。「会場は建築音響を考慮せずに建設されたため、特に後ろの壁や舞台裏からの反射が多くなりそうでした。実際、Hard Avoid機能はこれらの反響を抑えるのに役立ちました。また顧客はSXC118カーディオイドサブウーファーの背後の反射を低減する方法に非常に満足していました。」
CDDシリーズを含むMartin Audioのスピーカーの多くは、主に企業のイベントやセミナー、ワークショップに使用される多目的宴会場に設置されています。BGMや音声アナウンス、ライブミュージックに至る多数のソースフィードを処理するため、このシステムは万能である必要がありました。
メインのJuniper Hallでは片側5台のWPCとカーディオイド仕様の4台のSXC118サブを、iKON iK81および4台のiK42アンプから2ボックスレゾリューションで駆動しています。ステージモニター用にはLE200のペアが用意されました。
他にもRosemary Hallでは、Martin Audio W8VDQとSXC118サブのペアが、ディレイスピーカー用のCDD8B 2台と共に、4チャンネルのiK42で駆動さています。
Geranium Hallではメインスピーカー用にCDD8Bのペア、ディレイにCDD5B、Iris & Marigold Hallには4台のCDD8Bを、Sage Hall、Jasmine Hall、Verbena HallにはそれぞれCDD8Bのペアを設置しました。
Sama Soundのプロジェクトを担当したのは、セールスマネージャーのJong Hwa Seo氏で、Seung Hwan Kim氏がシステムを設計しました。スピーカーの設置とシステムの調整はHong Geun Kim氏が担当しました。
エンジニアのSeung Hyuk Im氏はMartin Audioを選んだ理由を次のように説明しました。「貸し出されることが多い会場なので、乗り込みエンジニアに馴染みのある機材を選びたかったのです。Martin Audioは最初から候補の1つで、最高のシステムソリューションを提供してくれました。PA会社で働いていた時に展示会などで使用したことがありましたが、音がとても明瞭でパンチがありバランスが非常に良いです。イベントでシステムを使ったエンジニアは皆100%満足していました。」
最適化とHard Avoid機能は非常に素晴らしい仕事をしたと彼は付け加えました。「SXC118カーディオイドサブウーファーのパフォーマンスにも満足しました。リゾート施設なので景観も重要でしたが、Martin Audioのスピーカー、特にカーディオイドサブウーファーは上品で優秀な上に、コンパクトで目立ちにくい。これほど小さい効果的なものを見つけるのは簡単ではありません。」
既にチームは、同様のMartin AudioシステムがスペックされたForest Resomに着手しています。