Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2015年4月6日

早春の姫路を彩る姫路城とMLA Compact

約5年半にわたる「平成の大修理」が終了した世界遺産・国宝の姫路城(兵庫県姫路市)で、そのグランドオープンを祝う記念式典が開かれました。
改修工事は2009年10月から本格的にスタート。外壁のしっくいを塗り直し、「白鷺城」の異名を持つ美しい白色が取り戻されました。屋根瓦がふき直され、大天守頂上のしゃちほこも新調されました。

式典には青柳正規文化庁長官や同県の井戸敏三知事ら約1000人が出席。澄み切った青空の下、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が祝賀飛行を披露。これを見物しようと多くの観光客も来場しました。

この式典のPAを受け持ったのが、同市に拠点を置く神戸国際ステージサービス(KISS)姫路営業所です。そして今回のメインシステムには同社垂水営業所が所有するMLA Compactシステムが採用されました。
これまでもこの姫路城三の丸広場では度々催しが行われてきましたが、従来のポイントソースシステムでは、奥行き100mはある会場の隅々まで明瞭に音をサービスするのは至難の業でした。しかし同社がMLA Compactを導入してから、それは圧倒的に改善したと言います。
「MLA Compactを使用し始めてから、オペレートはほぼストレスなくできるようになりました」今回のオペレートを担当したKISS姫路営業所の津田氏が言います。

今回はMLA Compactを片側6本、イントレに2点吊で設置。イントレ下にDSXサブウーファーを2本設置しました。
催しではステージ下のメインシステムよりも前方で吹奏楽団が演奏しPAするという場面がありました。これもMLAならではの機能で切り抜けました。

「そもそもこの演奏位置は転換の都合で急に決まったのですが、MLAの指向範囲を変更することで対応しました。わざと実際の客席の始まり出しよりも後方からオーディエンスエリアが始まるようにオプティマイズし、抜けた場所はインフィルで対応しました。さらに一番下のキャビはゾーニングすることで、とっさにレベルを変えることもできるように備えました。」システムを担当したKISS垂水営業所の片浪氏が言います。

「来週には桜が咲いて、また同じ場所でステージが組まれます。もちろん使う機材はMLA Compactです。」

KISS姫路営業所の横山氏が言います。

客席エリア内の明瞭性だけでなく、会場外への音漏れの抑制効果にも注目が集まっています。シドニー、タロンガ動物園の事例に等しく、姫路城の周辺にも動物園や閑静な住宅などがあり騒音問題には配慮が必要です。MLAシステムの持つ制御能力に姫路市も注目し始めているそうです。

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