WPMラインアレイにCheshire Fairgroundsの観客も満足
ニューイングランドの音響制作会社であるPaddle Out Productionsは、Cheshire Fairgroundsのドライブインミュージック会場であるM.E.Productionsと16週間の契約を結びました。この広大なオープンフィールドでは全スペースに最大425台の車を駐車でき、ここでGusterやGracePotterなどのコンサートを企画しています。すべての観客がライブパフォーマンスを楽しめるようにするために、Paddle Out Productionsは近年追加導入したMartin AudioのWPMシステムを採用しました。
このようなイベントを大規模且つソーシャルディスタンスで開催することは、イベントチームにとって課題でした。Paddle Out ProductionsのRyan Burhans氏は、Cheshire Fairgroundのような場所では音質とカバレージが最優先事項であったと言います。「会場のサイズにナーバスになり、今後来場が予想されている多くのロックファンを呼べるか心配でした。」と彼は説明します。「例えばBlue Oyster Cultのようなもっと大きなバンドが出演する予定だったので、彼らの求めるSPLに対応出来るかどうか不安でした。でも最初から上手く対応できたのです。」
Paddle Out Productionsは会場のメインPAに片側12台のWPMスピーカーを装備しました。これを2台のiKONアンプで駆動します。加えてフライングのW8LMが、長さ650フィートのフィールドの約250フィート付近のディレイタワーとして使用されました。「車のスペースとソーシャルディスタンスの関係上、今回のコンサートはすべてロングスローです。でも片側12台のWPMを使用することで問題を解決しました。しかもたった2台のアンプで。」とBurhans氏は言います。
もともと16台のWPMを購入していたBurhansは、スピーカーの品質と明瞭度に非常に感銘を受け、さらに8台を購入することを検討していました。「もともと片側8本しかなかったので、追加分がこのイベントで素晴らしい働きをしました。ディレイタワーはほとんど必要ありませんでした。ずらっと並んだ姿は美しく、明瞭度がとても綺麗なのでスピーチにも打ってつけです。」
企業にとって予算は最優先事項ですが、COVID-19も相まってエンターテインメント業界ではさらに顕著になりました。幸い、WPシリーズは様々な解像度で展開できるため、品質を犠牲にすることなく、Paddle Out Productionsに費用効果の高いソリューションを提供できました。「16台を単独駆動でドライブしてきたので今回もそれを意図していたのですが、アンプを追加購入しなくてもスピーカーを追加できることを知っていて良かったです。」とBurhans氏は振り返ります。この柔軟性がWPMを最初に購入するきっかけでもありました。「これにより小さなシステムに分けることが出来ます。でかいケースをたくさん動かさなくても、大きな仕事をすることもできます。」
同社は未来に希望を持っています。Cheshire Fairgroundのレジデントチームとアーティスト双方に、音質と印象的な視覚的存在感の両方を印象付けられたと確信しています。