MARTIN AUDIO MLAのネットワークがつなぐハンガリーの大型フェス
1993年から続くハンガリーで最も大型の音楽フェスの1つ、5日間で100,000人もの音楽ファンを魅了するVOLT Festivalが、今年もオーストリア国境近くのSopronを会場に開催されました。
このフェスティバルは同国のBalaton Sound、Sziget Festivalという2つの大きなフェスティバルとあわせて、 プロモーターのSziget Cultural Managementが管理運営しています。これらフェスティバルは何年にもわたりイギリスのキャピタルサウンドと彼らのMLAによって成功裏にサポートされてきました。
VOLTフェスではEDM、ロック、ポップス、ジャズなどの音楽に留まらず、演劇や映像アート作品、映画上映、スポーツイベントなどを含む、マルチジャンルのラインナップが繰り広げられます。
キャピタルサウンドは今年も地元ハンガリーのMLAパートナー、BG Event Kftとチームを組み、 Balázs Szentiványi氏やMarci Mezei氏のサポートを受けました。これにより同じ機材でVOLTフェスとBalaton Soundを回すことができ、残りの機材は現地BG Eventが提供するというスタイルが成立しました。
今年のTelekom Main Stage Slipknot、Black Eyed Peas、Slash、Papa Roach、Martin Solveig、 Cypress Hillといったワールドクラスのアーティストが出演しました。
キャピタルサウンドのアカウントマネージャーRobin Conway氏によれば、「どこも制作会社は常にこのSopronのイベントを確認しながら、緻密なサウンドデザインをしてきていますけれども、今回2019年には会場のレイアウトの都合上、ディレイを仕込まねばなりませんでした。」との事。
メインは17本のMLAに1本のMLDを加えた18本アレイが。9本のMLAでアウトサイドが。18本のMLA Compactでフロントフィルが。ステージ前には36本のMLXサブウーファーを使用して3段12列のカーディオイドスタックが70㎝間隔で設置され、ディレイは2か所に6本のMLA Compactが、FOHの陰になる箇所に設置されました。さらに2か所に12本のMLA Compactがより遠方向きのディレイとして設置されました。
UKからのサポートとして経験豊かなJoseph Pearce氏(FOH)とKevan Snuggs氏 (モニター)が参加しました。
この1週間後キャピタルはLake Balatonの会場に居ました。このBalaton SoundフェスティバルはもともとEDMのイベントとして始まりました。既に10年以上を経過し、ハンガリーをこういったプレミアムなビーチフェスティバルの開催地として有名にしています。
今年も例外なくTiësto、Marshmello、The Chainsmokers、Armin van Buuren、DJ Snake、J Balvin、FUTURE、Timmy Trumpetといった世界の有名EDM、ハウス、ヒップホップアーティストをヘッドライナーに迎えました。
メインPAは17本のMLAに1本のMLDダウンフィルを加えた18本アレイ。9本のMLAがサイドアレイとして。サブウーファーはVOLTと同じ数量が。さらに18本のMLA Compactがニアフィールドをカバーしました。さらに2か所に分かれたFOHタワーの背面に各所6本のMLA Compactがディレイとして設置されました。
「2つのイベントはとてもうまくいってプロモーターはハッピーだった。」Conway氏は言います。「いつもよくしてくれるBGをとても信頼しています」
キャピタルのチームは、8月7日から13日のSziget Festivalのために、再びハンガリーを訪れることになる予定です。次のフェスティバルも25万人の動員が既に予定されています。