Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2021年11月1日

歴史的なLEEDS CASTLE CONCERTでMLAがかの丘を攻略

Leeds Castle Concertの主催者は、世界的に有名なロイヤルフィルハーモニー管弦楽団をフィーチャーした今年のイベントのスケジュール調整に奔走しました。行動制限緩和を受けて、通常よりも遅めの9/4の開催が決定しました。

リーズ城は、RG Jones Sound Engineeringが何十年にもわたって携わってきたクライアントの1つです。同社は80年代初頭に行われた最初のショーからサウンドシステムを提供してきました。カバーするのが難しい場所であり、且つ人気のあるコンサートなので、カバレージの課題を克服するためにMartin AudioのMLAを使った独自のクラシックシステムが用意されました。

ケント州にあるこの歴史的建造物は遠隔地にあるため、サウンドレベルに制限はありません。しかし10,000人の観客がパフォーマンスを見るために集まる丘は急こう配で、音響学的観点からうまくカバーができるかどうかが重要課題でした。「ステージから丘の頂上までの距離は約210メートルで、PAに十分な角度をつけることが必要でした」とRGジョーンズのMLA技術者、Sam Millen氏は言います。経験豊富なクラシック音楽のサウンドエンジニアであるPhil Wright氏は付け加えました。「これはまるでRed Rocks野外劇場(とてつもない急勾配で有名)で演奏するかのようです。」

サウンドチームは、基本的にMartin AudioのRobin Dibbleが WPLをフューチャーした2019年のイベント用に作ったオプティマイゼーションを利用していました。「しかし今回は異なるPAタワーがあるため、少し調整を行う必要がありました」とMillen氏は述べています。別のMLA技術者のGraham McGarrick氏も、湿度と温度の変化に合わせてタイムアライメントする必要がありました。

Sam Millen氏は12台のMLAを使ったディレイタワーを設置する際、この位置にブロードサイドカーディオイドで3台のMLXサブを追加しました。「来年も同じようにすることを勧めますよ。違いは明らかで、必要なローエンドブーストが提供できました。」

メインLRのPAは片側16台のMLAがフライングで、スタックのアウトフィル用に8台のMLA Compact、インフィル用に8台のグラウンドスタックのMLA Miniで構成されました。サブウーファーは逆カーディオイドブロードサイドセットアップの9台のMLXで構成されました。これにMillen氏は直近席に音を向けるため、最適化ソフトウェアにアークパターンを追加しました。

ただしこの独創的なサブデザインによってもたらされるリアリジェクションは、話のほんの一部に過ぎません。Phil Wright氏が指摘するように、PAシステムはロックバンドでは受け入れられやすいのですが、クラシック音楽に関してはまずピュアであることが重要です。

「150本のマイクがオープンです。しかもそのいくつかは、より音の小っちゃい楽器の前に置かれています。そんなわけで、透明性と色付けのなさは非常に重要です。クラシックコンサートにおける目標は、音楽がPAシステムから聞こえていると感じないようにすることです。」

「これが、MLAがオーケストラのイベントに最適なシステムである理由です。MLAだとDISPLAYソフトウェアのHard Avoid機能を使用できるため、最初からクリーンなサウンドを出すことができます。」

「この丘を攻略できるシステムは他に考えられません。MLA Compact 1ハングと、右側のVIPエリア用のもう1ハングで素晴らしく機能しました。会場全体のカバレージは、ほぼ180°カバーしていました。」

Sam Millen氏はMLAの有能さにも同じく感動していました。「MLAが丘をカバーする様子に非常に満足しました。」

RG JonesのBecky Pell氏(モニター)とRosie Tarrant氏(ステージとRF)も現場で奮闘しました。

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