Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2020年6月8日

MLAがブダペストアリーナでMAGDIのパフォーマンスをサポート

Martin AudioパートナーであるBG Eventは、MLAシステムを使用して「Papp László」ブダペストスポーツアリーナにて、ハンガリーの国民的人気シンガー、ルージャ・マグドルナの2つのコンサートをサポートしました。

Magdiことルージャ・マグドルナは2006年にハンガリーのオーディション番組でメガスターの座を獲得しました。彼女は今、スタンダードな5ピースロックバンドと共に2日で12,500人を収容できる会場を満席にする人気シンガーへと成長しました。

会場の隅々まで均一な音を届けられるように、BG Eventは合計46台のMLAと4台のMLDをメインPA及びサイドハングとして使用しました。更にモニターも提供しました。
ただこれだけではストーリーは終わりません。この類まれなカバレージを達成するためにBG EventのBalázs Szentiványi氏は直面した会場特有の課題について言及しました。「ここはサイズが大変大きいため、ヨーロッパの標準的な他のアリーナに比べて難しい会場です。幅120m、奥行き80mで、つるつるでフラットな垂直のコンクリートと大量のガラスで建造されています。そのため強い反射があります。さらにVIP席は会場の最後尾の上部に位置しているのです。」

長年にわたって多くの制作会社がこの会場で苦い思いをしてきたと言います。「しかしここ数年、MLAに何ができるかを示すいい機会が数回ありました…いくつか例を挙げると、トムジョーンズやスティング、あとメタルのスレイヤーなどです。実際、ウチのテクニカルチームはPapp Lászlóブダペストスポーツアリーナに行くたびに興奮しています。」

これにより、彼は同社の経験豊富な音響チームとMartin Audioの特徴でもある高度な制御技術が、会場にマッチすると信じてきました。BG EventのFOHエンジニアであるGabor Bacskay-Mazsi氏とシステムエンジニアのMarci Mezei氏は、どちらもMLAの経験が豊富で、ヨーロッパ最大級のフェスティバル、Sziget Festivalや他の多くの国内ツアーで頻繁に活躍しています。

2人はこのアリーナショーの理想的なセットアップを共同で昇華させました。下手メインPA の後ろには、MLXサブアレイも装備されました。電気的にディレイチューニングされたサブのレイアウトとは異なり、会場全体でぴったり合う手法です。会場の上部や後部でも十分な低域ボリュームを実現しました。

MLAに加えて、22台のMLXサブウーファーは、強力な低域の存在感を提供できるようにプランされ、下手の袖に10キャビネットが、残りは2 x 3エンドファイアセットアップで、グランドスタックで設置されました。さらに合計36台のMLAコンパクトが、2本のディレイアレイとして、ニアフィルとして配置されました。

Balazs氏は次のように説明します。「コンサートは両日とも売り切れで、特に観客エリアで最も遠く、最も高い場所の席が土壇場で追加されたため、不要な反射には注意する必要がありました。

調整にはMartin AudioのMerlinプロセッサーと新しいDX4.0、およびLake LM44を使用してシステムを最適化しました。
アーティスト本人、バンド、テクニカルチームと6年間一緒に仕事をしてきたという BG Eventは、特にFOHエンジニアがMLAで10年の経験があるため、この優れた結果を生み出すことができると確信していました。

「しかし、このPAとミキシングコンソールの両方が使いやすかったとはいえ、96 dB(A)を達成できたことは驚くべきことでした。最後列でも音はダイナミックでありながら、まだヘッドルームもありました。」結論としてBalázs Szentiványi氏はまとめました。「カバレージはアリーナのすべての場所で素晴らしかったです。観客の年齢が6〜70歳と幅広いものであったため、これは重要な要素でした。」

Photography by Armin Toth and Bence Szentivanyi.

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