「夢舞台プロジェクト」嘉穂劇場&東洋アミューズの収録・配信コラボレーションでMARTIN AUDIOのシステムが活躍
福岡県飯塚市の嘉穂劇場の歴史は古く、1921年より現在まで様々な困難を乗り越えて、国の有形文化財にも指定され、まさに日本の劇場の始まりを象徴する建物でもあります。
嘉穂劇場の前身「中座」は筑豊地方の炭鉱で働く人々の娯楽施設として1922年(大正10年)に開場しました。節劇(浪花節を丸本歌舞伎の義太夫節のように使う劇)を中心に、歌舞伎、漫才、舞踊、奇術、活動写真などが上演され、客席は炭鉱の労働者とその家族など多くの人で賑わいました。
近年では多目的のイベント会場としても利用され、伝統芸能のみならず、音楽劇や講演会、トークショー、コンサートイベントなど様々な催しが行われてきました。
このコロナの影響で劇場は一旦クローズせざるを得ない状況に追い込まれましたが、MARTIN AUDIOのWPCを所有する東洋アミューズ様とのコラボレーションで劇場での様々な演目の配信が、様々なメディアが取り上げるほどのインパクトを与えております。
東洋アミューズの毛内氏の言葉です。
「コロナの影響でイベント、コンサートが全てキャンセルとなりました。同様に地元の嘉穂劇場も同じ状況でありましたが、劇場の使用を様々な方々へ開放し、その演目を収録・配信するというコラボレーションを始めたところ多くの方々に喜んでいただけております。普段ではスピーカーシステムを必要としない伝統芸能がメインでしたが、所有するWPCやXD12、LE100などを仮設で設置して音楽の用途にも十分対応できる劇場として運用が行われるようになりました。」
WPCは東洋アミューズが所有する最新鋭のMartin Audioのラインアレイシステムです。
10インチ3WAYバイアンプキャビネットは優れた遠達性と制御性能を持ち合わせ、アリーナ会場から劇場、野外イベントまで様々な催しに対応できます。
「無観客という異例の環境の中でも、演者が最大限のパフォーマンスを発揮できることを重要であり、MARTINのスピーカーは音が良くて演奏しやすいと好評の声を多くいただいております。スタッフのモチベーション向上、パフォーマンスの再現性への貢献、劇場特有のアンビエンスとの調和、多くのメリットを感じるMARTIN AUDIOの音響システムは弊社にとって欠かせないプラットフォームであり、地域活性と伝統文化を共に支えるパートナーとして、更なる活躍に期待しています。」