Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2016年8月15日

台湾の野外フェスでMLAが鮮烈デビュー

台湾の人気野外フェスティバル、新北市貢寮國際海洋音樂祭(Hohaiyan Rock festival)が今年は7月22日から3日間にわたって、台北のビーチで行われました。これは、2000年から新北市政府の主催で始まったイベントで、今回MSI JAPAN台湾が初めてオペレーションで参加し、マーチンオーディオのMLAが台湾の屋外で使用された最初の機会となりました。(これまでも台湾でMLAは活躍していますが、全て屋内のコンサートやイベントでした)

このイベントは、国内外の人気アーティストが連日出演する、台北でも注目されているもので、海水浴場のビーチで行われるというロケーションはオーディエンスにとっては魅力ですが、その分音響システムのセッティングは工夫がいったようです。仕様は片側にMLA19台とMLD1台をメインに吊り、サイドフィルにMLA6台とMLD2台、サブウーファーにはMLX6台を吊りました。グランドスタックしたMLXは3列を互い違いに3段で設置し、カーディオイド設定としました。

実際に現場で作業にあたったMSI JAPAN台湾の渡邊氏のコメントを紹介します。

「屋外、ビーチということで風対策に、できるだけスピーカーを低くセッティングするようにしました。また昼と夜で温度差がだいぶあったのですが、MLAはその点をすぐに計算して対応できるので、気象による影響はほとんどなかったと思います。」

「オーディエンスエリアは、ステージから200mほどのところに設定しましたが、主催者からは『ステージから400m離れたところにある客席入口からも、ステージの方向がわかるように、なんとなく音が聴こえてほしい』というリクエストもありました。ところが、いざ音を出してみると、ステージから300mほど離れたところにある、2ndステージに音が聴こえてしまうということが発覚しました。昨年までは何の問題もなかったそうですが、MLAの音がいかによく届くか、改めて感じると共に、すぐにアウトサイドのMLAのデータで音を飛ばしたくない2ndステージの方向にハードアボイドをかけることで問題なく解決できました。」

当初は、野外でこの距離をディレイタワーなしでセッティングするというプランに現地の人たちはとても心配していたそうですが、いざ音が出ると、MLAの到達距離にとても驚き、また他のステージにも影響しないような設定をすぐに対応したこともとても喜んでもらえました。結果的に大成功のうちにおわり、また来年もMLAでお願いしたいという話が早速あがっているようです。

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