ブラジルの著名なシンガーソングライターであり女優のIvete SangaloのスペシャルDVD収録コンサートがサンパウロのAllianze Parqueで行われ、Gabisom Audio EquipmentがMartin AudioのMLAシステムでサポートしました。

ブラジルとポルトガルで数々のヒット曲を生み出し最も人気のある女性シンガーの一人であるSangaloは、これまでBanda Eva名義も含めた6枚のアルバムと7枚のソロLPをリリースし累計1500万枚を売り上げました。

今回のPAシステムの詳細につき、Gabisaomのシステムエンジニア、Eder Moura氏はこう説明します。“コンサートは500ft以上のカバレージエリアを要し48,000人の観客を動員します。我々は吊り箇所を6か所にし、メインに片側20台のMLAと2台のMLDを、サイドに片側21台のMLAと１台のMLDを、リアに片側4台のMLAを、16台のMLXサブウーファーを各サイドに、また12台のMLA Compactをフロントフィルに使用しました”

“360度ステージのこの特別なイベントにとって、最大の挑戦はDVD録画のため、ビデオ収録の見切れが遮られないようディレイタワーを使用しないこと、そしてPAの重量でした。吊元は照明が取り付けられたスタジアムのメインのルーフです。我々にはカバレージを処理できて、なおかつ重すぎないシステムが必要でした。このスタジアムでディレイタワーを使用しないのは初めての試みでした。MLAシステムはカバレージにおいてもオーディオの質や制御においても、非常に印象的で良い仕事をしてくれました。”

MLAのミキシングについてIvete SangaloのFOHエンジニア Zé Limaは次のように述べました。“ロックインリオ２０１８でMLAを使用して以来、制御、カバレージ、音質、システム供給、すべてにおいてIvete SangaloのDVD撮影でAllianz Parque のステージのカバーとコントロールにこのシステムを使うのは得策だと確信していました。”

“5万人以上を収容するスペースでありながら　システムエンジニアのEder MouraとGabisomはディレイを使用しないプランを選びました。それによりMLAシステムのパフォーマンスがより明確になりました。音のカバレージと音色、均一な明瞭さ、周波数特性によって、コンサート中のシステムは優れたSPLを保ちました。実際、本当に素晴らしい成果を得ることができたのでMLAをこのDVD撮影に使用したのはとても有益でした。”