Martin Audio Japan

ニュースリリース
News Release
2016年6月3日

株式会社博多座様 MLAコンパクト&MLAミニ&その他Martin Audioレギュラー製品を導入

福岡市の中心部、中洲川端に位置する博多座は開場16年目にあたる今年、劇場の大改修を行い、その音響システムを全面的にリニューアルしました。
歌舞伎、ミュージカル、芝居など複雑な音響プランに対応し、さらに観客からの要望を全て満たすことを目的とし様々なシステムがテストされました。

この改修計画から機種選定に費やした時間は数年間にも及び、今回導入に至ったシステムはFOHシステムとしてカラムスペースにMLAC &DSXが1~2階に、MLACが3階席向けにそれぞれ設置、プロセニアムにはMLAミニ8台&MSXがLCRの3か所、センタークラスターとしてMLAミニ8台、天井や壁、バルコニー下など観客席を囲むサラウンド、その他ステージ内モニター用途としてDD6が合計73台設置され、観客の皆様が耳にする音は全てMARTIN AUDIO製品で統一されました。
機種の選定に携わった劇場のエンジニアの方々のコメントです。

株式会社ミュージックリザーブ野口様
「我々が常に目標としてきたのは全てのお客様に満足な音を届けることです。これは言うのは簡単ですが演目の種類も多種多様であり、ステージの形状も演目によって変化が当たり前の環境下ではこれまで苦労することも多かったのですが、MLAコンパクト、MLAミニの制御機能をフルに活かして観客席内隅々へ同じ音を届けることが容易になりました。
今回の構成は各階向けに専用のMLAコンパクトを設置し、各階ごとに最適なプリセットを作ることでどのような演目にも対応できるようにしています。またプロセニアムに設置したMLAミニ8本は上の4本が2階と3階席をカバーし、下の4本が1階席をカバーして独立したコントロールができるようにしています。これによって演目ごとに最良なセットアップを簡単に切り替えることができるようになっています。
また分散スピーカーを全てDD6で統一して設置したことは、同じ音質で全ての客席をカバーすることを目的としています。DDの非対称拡散ホーンが創り出す独特な指向特性により、スピーカー位置から近い客席から後方も客席まで極めて高い明瞭度を実現しています。今回の改修においては一切の妥協はありません。」

株式会社ミュージックリザーブ局様
「全ての演目において言えることですが、演者の声が隅々まで明瞭に聴こえること、それをポイントとして機種の選定を行いました。MLAは客席内の特性を揃えるだけでなく反射音さえもコントロールできるので、例えばピンマイクなどでささやくような小さなセリフの時でさえも明瞭度を損なうことなく再生してくれます。これはマイクをオペレーションするエンジニアにとって非常に助かることでもあり、観客の方々にとっても大事なセリフを漏らすことなく聴けるという点では重宝しています。また客席内の音圧差を設定する機能によって演目ごとに求められる音圧をコントロールすることが可能になりました。全ての観客一人一人が座席位置に関わらず同じ音を聴けるのはこれまでになかったことです。」

MARTIN AUDIOが目指すものは全ての観客に同じ音を届けることです。博多座では完璧なまでのUNITING THE AUDIENCEを体感できます。

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