ARMIN VAN BUURENの5時間に及ぶWEMBLEYダンスフェスでMLAが活躍
オランダのDJ レジェンド、Armin van Buurenが、SSEアリーナでの待望のWemblyイースターショーを売り切るのに要した時間は、キャピタルサウンド史上最大の5時間に及ぶ本番の公演よりも短い時間だったと言います。
制作会社Lock ‘N’ Load Eventsによって事前にSNSに投稿されており、6000人限定のダンスイベントはわずか3時間で完売しました。
スペシャリストイベント協会は定期的にキャピタルサウンドにコンタクトしてPAの相談をしていました。そしてPAシステムのファーストチョイスとしてMartin AudioのMLAマルチセルラーラウドスピーカーアレイに目を向けるようになりました。
Lock ‘N’ LoadのプロジェクトマネージャーAlex Anderson氏はこのように説明しました。「私はアーティスト事務所に、外部へのノイズレベルに対するプログラミング性能の観点からMLAが必要だとアドバイスしました。これは深夜のショーだったので会場との契約を守ることが最優先事項でした。私は最近、 ドラムンベースDJのAndy Cの公演でMLAを使い、FOHで100dB−102dBで公演できたことを説明しました。これなら何とか彼らができるレベルです。さらにMLAは音も良いので、全く問題ありません。」
実際、このシステムはWembleyのようなセンシティブ且つ建物の密集した地域で騒音公害を劇的に減少させながら、会場に満足のいくSPLを提供できるように設計されています。朝5時まで行われるこの類のダンスイベントには理想的なソリューションでした。
公演ではステージの片側MLAが12本にMLD Downfillを2本設置、外側に片側6本のMLA Compactをアウトサイドアレイに設けました。
ステージ正面にずらっと、後方減衰を意図したブロードサイドカーディオイドアレイを設置。16台のMLXサブウーファー(150dBピーク性能)が、背面の低音回り込みを十分に抑制しつつ活躍。ニアフィールドカバレージ用にサブウーファーの上には8台のMartin Audio XD12が配置されました。
ライダーの要望に応え、Armin van BuurenにはPioneer CDJ 2000NXS DJデッキとAllen&Heath Xone:DB4ミキサーが用意されました。キャピタルサウンドのシステムテックはDan FathersとAndreas Andreou。DiGiCo SD10を操作するFOHエンジニアはWouter Asselman。キャピタルサウンドのチーフはTim Paterson。モニターがAntony Best。全体のツアーマネージャーはSander Renemanでした。