Martin AudioのWPLで大盛り上がりのCreamfields
Cinch社がスポンサーを務めるCreamfields Northが、2006年以降の開催地であるデアズベリー村で25周年を盛大に祝いました。チェシャー州が今年もこのダンス・ワールド・プレミア・ブランド・イベントの会場となり、8月の3連休には世界的なスーパースターDJとの共演で盛り上がりました。
このイギリス最大のEDMイベントには4日間で250人のアーティストが参加しました。全12ステージで構成され、そのうちの2つのステージではこのイベントを長らくサポートしてきたCapital Sound(Solotechグループ)がサービスを提供しました。
今年の注目アーティストとしては、Calvin Harris、David Guetta、Hardwellなどが名を連ね、Becky Hill、Bicep Live、Eric Prydz、Patrick Topping、Pete Tong、Martin Garrix、Jax Jones、Scooter、Armin van Buurenらとの共演が実現しました。
DJが全てのパフォーマンスを行い、例年通り日替わりでステージ名が変わります。LarMac LiveのプロダクションディレクターIan Greenway氏と協力して、Solotech社は大規模なTFS構造のStage3と、新しいコンセプトステージである屋外のStage8「ランウェイ・ステージ」を担当しました。
Stage3の初日は他のオープニングステージと同様にSilent Discoで始まり、連日Catch And Release、Stmpd Records、MK Presentsと変化しました。Martin Garrixがメインを務める土曜日と、MKが自身のArenaラインナップで観客を熱狂させた日曜日が目玉でした。
Solotechはステージの両サイドにMLDダウンフィルと共に11台のMLAを配置しました。フロントフィルには更に4台のDD12、カーディオイド仕様の13台のMLXサブウーファーが前面に設置されました。会場後方にはディレイタワーとして10台のMLA Compactがイントレ上にグランドスタックされました。Solotechのシステムテック兼クルーチーフのOlly Fallon氏が現場担当を務めました。
Stage8は金曜日にはParadise、土曜日にはTrick、日曜日にはSolid Groovesとなって会場を盛り上げました。このステージはユニークな自立型の8本柱のトラス構造で設計され、WPLが吊り下げられました。一番ステージ側のトラスがWPLの設置場所です。またディレイ用に8台のWPSが2か所、ステージ構造物の一番後ろのトラスにフライングされました。
このステージのクルーチーフ兼システム技術者であるRayne Ramsden氏は、この類の催しで初めて使用されたWPLが素晴らしい活躍をしたと言います。クルーはもちろん観客からも同様に多くの賞賛の声が上がりました。「前方から後方までのカバレージは並外れたものでした。ダンスファンが殺到したおかげで、急遽FOHから約40メートル後方までエリアを拡張にもかかわらず、WPLはまったく問題なく対応できました。」
これを実現するために13台のWPLが吊るされ、更にメインのPAハングからステージ後方のカミシモにもWPLが設置されました。フロントフィルを提供するために追加のDD12が4台と、LF拡張には欠かせないブロードサイドアレイのMLXサブウーファー13台でサポートしました。
SolotechのシニアプロジェクトマネージャーであるMartin Connolly氏は、このイベントは大成功であり、8本柱の自立構造ステージの試みには新しい発見があったと述べています。
Ian Greenway氏は次のように付け加えています。「Solotechの適応力と課題解決への意欲は、より斬新でよりユニークな構造を求めるCreamfieldsには必要不可欠です。現在年2回のCreamfieldsを開催していますが、この関係がさらに深まっていくことに期待しています。」
Creamfieldsは25周年を迎えるにあたり、6月初旬にもHylands ParkでCreamfields Southを開催し、50,000人のダンスミュージックファンを魅了しています。
Photography by Andrew Benge